花粉が飛ぶ時期は、花粉症の者にとって辛い季節でもあります。花粉症対策の高機能なマスクもありますが、春先の気候の良い時期でもあり、なるべく症状を緩和して外出を楽しみたいものです。そんな花粉症に効果がある甜茶の情報を集めてみました。
甜茶の「甜」という字は「甘い」という意味です。従って、甜茶とは甘さのあるお茶を総称する言葉です。そのため、一口に甜茶と言っても、様々な種類があります。現在、お茶として飲まれている甜茶は、大きく4つの種類があります。アカネ科の「牛白藤」、ユキノシタ科の「蝋蓮繍球」、ブナ科の「多穂柯」とバラ科の「甜葉懸鈎子」の各々を原材料とする4種類です。
但し、このうち花粉症などに効く抗アレルギー作用を持った甜茶ポリフェノールは、バラ科の「甜葉懸鈎子」を原料にした甜茶にしか含まれていません。甜葉懸鈎子は、広西省壮族自治区桂林の奥地にある山林周辺や低木の茂みに自生している落葉低木のことです。
甜茶は健康茶として
中国では古くから、甜茶は熱を下げ、肺の乾きを癒し、痰を除いて咳を止めるなど風邪の主症状を抑える健康茶として中国の古い薬学書にも登場しますが、古くから旧正月に一年の幸福を願って飲むおめでたい茶でもあります。
中でも、バラ科の「甜葉懸鈎子」を原料にした甜茶は、解熱薬、糖尿症、高血圧の生薬、食欲増進、去痰、咳止め、解熱などに効果があることから「開胃茶」とも呼ばれ、健康茶としても親しまれきたそうです。
甜茶には、タンニンの一種である「甜茶ポリフェノール(GOD型ポリフェノール)」、各種アミノ酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄等のミネラル成分をはじめとし、多種類の成分が含まれています。
さらに、低カロリーの甘味料として用いられるステビアと似た「甜茶糖(ルブソシド)」というカロリーが低い天然の甘味成分が含まれています。これが甜茶と呼ばれる所以になっているわけですね。
甜茶の効能の研究が始まったのは、そもそもこの砂糖よりも50倍以上の甘さを持ち、しかもカロリーが低く極めて体に吸収されにくい甜茶糖(ルブソシド)をどうにか取り出して活用できないものか、というのが動機だったそうです。
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甜茶がアレルギーの症状緩和に効果があるとされています。
但し、甜茶には約4種類があり、花粉症などのアレルギー症状に有効なのは、バラ科の甜葉懸鈎子(テンヨウケンコウシ)から作られた甜茶だけだそうです。
甜茶の種類のうちでも、アレルギーの症状に有効だとされる甜葉懸鈎子(テンヨウケンコウシ)は、花粉症以外にも気管支炎喘息、じんましん、アトピー性皮膚炎、ハウスダストアレルギーにも効果があります。
アレルギー反応は、体内に異物(抗原)が侵入したことに対する免疫物質(一般に抗体と呼ばれています)の作用によるものです。花粉症の場合には、この異物(抗原)にあたるものが花粉というわけです。
この免疫物質が作用する際に「ヒスタミン」という化学物質が放出されるのですが、それが神経や血管、粘膜などを刺激することで、くしゃみや鼻みずなどの症状が引き起こされます。
甜茶がこれらの症状を緩和してくれるのは、「甜茶ポリフェーノール」という成分の働きによるものだと言われています。
甜茶ポリフェノールが、くしゃみなどの原因である「ヒスタミン」の分泌を抑える作用があるからです。
花粉症の者にとって、花粉が飛ぶ季節は本当に辛く嫌なものです。甜茶は花粉が飛ぶ前に飲み始めるのが効果的です。あきらめずに飲み続けましょう。
もし、飲み始めるのが遅くて、既に症状が出てしまってからでも、全く効果がないわけではありません。確かに甜茶は薬と違い対処療法には向きませんが、既に症状が出てからでも、その症状を和らげる効果はあるとされています。
甜茶は辛いアレルギーで悩む方にお勧めです。人によっては、即効性もあるようです。
甜茶入りキャンディーなどでも症状の緩和になるようですので、お茶を飲むより手軽に摂りたいという方は試してみてはいかがでしょうか。
甜茶の一番おいしい飲み方は、商品に書かれているメーカーが推奨する方法を守ることでしょう。
普通に健康茶として楽しむのであれば、ティータイムや寝る前にお飲みになることをお勧めします。
甜茶の抗アレルギー効果を期待として飲む場合は、一日に甜茶エキス120mgの摂取が必要だとされています。
甜茶は小さな袋に分けて市販されていることが多く、1回に1袋を500mlの熱湯で煮出して飲むのを目安として下さい。
3〜5分程度、煮出すことで甜茶エキスが出てきます。
これを一日3回飲むことを毎日続けることで、アレルギーの症状改善が期待できます。
但し、甜茶も他のお茶と同じように、体質によって合わない人もいます。全ての花粉症の方に効き目があると思わないほうがいいでしょう。
煮出すのが面倒だという場合は、マグカップに甜茶を1袋入れ、お湯を注いでしばらく待ってから飲む方法もありますが、飲むタイミングを失すると、濃くなりすぎて苦味が強くなりますので、できれば煮出す方法による方が良いでしょう。
濃い甜茶が苦手な方は、煮出す時間を短めにして下さい。但し、その場合でも少なくとも1分以上は煮出さないと、甜茶ポリフェノールが十分に出てきません。逆に煮出し時間が長すぎても、甜茶ポリフェノールが壊れてしまいますので、気をつけて下さい。
健康茶として飲むのであれば構いませんが、花粉症のアレルギー症状を緩和したいのであれば、バラ科の「甜葉懸鈎子」から作られた甜茶を選んで下さい。甜茶の苦味を少なくして飲みやすくするため、他のお茶をブレンドした製品もありますが、アレルギー症状を緩和する効果も薄れてしまいます。“良薬は口に苦し”を信じて、成分表示を確認の上ご飲用下さい。
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