おしっこが近い!残尿感がある!頻尿や尿もれの原因は?
神経性の頻尿に治療薬はあるのか?
頻尿は排尿の障害の中で、最も多くの人が経験します。また、頻尿の原因としては 加齢による頻尿、冷えによる頻尿、
ストレスからくる神経の不安や緊張からくる頻尿、大きな病気からくる頻尿、腎精エネルギー不足など さまざまな原因が考えられます。
尿を作るのは腎臓です。夏の暑い時は濃い尿を作り、冬の寒いときは薄い尿を作ります。膀胱は袋状のもので例えて言うなら伸縮自在の
風船のような感じです。膀胱に尿が300ml程度溜まってくると、尿意を感じるようになり、500ml前後に達すると、尿意を催します。
尿意が起こった状態でも 自分の意思で 脳が もう少し我慢するように命令を出して 排尿を抑えることが出来ます。
しかし、尿意に対して大脳からの命令 伝達能力が弱くなってくると、僅かな膀胱内の圧力の高まりに対して、
排尿神経が反応し、尿の回数が多くなります。
膀胱炎など細菌による頻尿
頻尿の原因で一番多いのは、膀胱炎です。
治療すればすぐよくなりますので、治療を受けた方が良いでしょう。
頻尿以外には、排尿時の痛みを伴うもの、残尿感がある、血尿(特に排尿の最後が濃い)が特徴です。
頻尿の治療方法は 水、お茶、牛乳など水分を十分に取り尿量を増やして、有効な抗菌剤を服用すれば、
三日以内で症状はとれ,1週間の服用で再発も防げます。症状がとれた段階で抗菌剤を勝手に中止するのはよくありません。
症状がある時だけ薬を飲んでいると,細菌が薬への抵抗力をつけてしまうことがあり治療を受けた医師から薬の説明をしっかり聞き
渡された薬は決められた通りに飲みましょう。
神経性 頻尿(心因性頻尿)⇒ストレスからくる神経の不安や緊張からくる頻尿
頻尿の原因で二番目に多いのは、神経性頻尿です。心因性頻尿とも言います。
尿の検査をしても特に泌尿器に異常がないのに尿意を感じて頻尿になる症状です。
神経性頻尿では、まず 自分の膀胱の容量は正常であることをよく理解することが大切です。
精神が高揚してたりして、何度もトイレに行きたくなる状態で、「おしっこがしたくなったらどうしよう!」
「今 トイレに行けないのに!」など 意識するほど、我慢できなくなります。
神経性頻尿 の原因多くはいろいろなストレスから起こり、緊張が膀胱へ及んで、尿意として現れるため、夜間の頻尿はありません。
また、何かに集中している時は 起こりません。
神経性頻尿は、膀胱には何も異常ないので、本来は、治療する必要はないのですが、自律神経の乱れを整えることが治療の近道です。
膀胱の過敏性を和らげる薬が効きますので、頻尿の治療を受けても良いと思います。
薬を飲むのを中止すると頻尿が再発するように思われますが,精神面が大きく作用する神経性頻尿の特徴として
数週間の投薬で頻尿の習慣が消えて,薬を飲むのを中止しても大丈夫な人が多い事実があります。
神経因性膀胱
神経因性膀胱とは、脳梗塞などの脳や神経の病気にかかったり、子宮や直腸の病気で手術や放射線療法を受けた人や、
糖尿病の人で、膀胱の神経が少し麻痺している状態の事です。膀胱にたまっている尿を1回で全て出し切れないため起こります。
1日の合計の尿量は普通なのですが 何度もトイレに行かなければならず、行っても少量ずつしか出ません。比較的まれですが、
やっかいなのが神経因性膀胱です。膀胱にたまった尿をすべて排尿できるように、
膀胱の収縮を強める作用のある薬を医師に相談し 服用して治療しましょう。
加齢による頻尿
体の機能の衰えにより、頻尿となるケース。
中高年以降の方に多くみられます。
年齢と共に腎臓の機能低下や、腎臓が小さくなる為、血液をろ過する量が低下したり、腎臓の糸球体も硬くなるため 頻尿となる。
水分の摂りすぎによる頻尿
水分を多く摂ればそれだけ多くの尿を出すことになります。
腎臓は体内の水分量を一定にするために、ホルモンを
調節しています。しかし 日本人の現代人は、特に利尿作用のあるコーヒーやお茶、お酒を多く摂る習慣があります。ビールやワインも原因となります。
冷えによる頻尿
現代の日本人の生活、衣食住 全てにわたって 生活習慣が
変化しました。昔に比べて 贅沢とも言えるでしょうか、
幼児期から、一年を通して、冷たいものを飲んだり、食べたり、
簡単にできるようになりました。さらに暑い時期には 冷房、
クーラーは必須です。普段の生活の中で身体を冷やす要素が
たくさんあって身体を冷やしやすくなっています。
現代人(特に女性)には 冷えによる頻尿がたいへん多くなっています。ミニスカートやダイエット、生野菜やくだものなど、尿を排泄
する水分量が多くなり、冷えると膀胱の副交感神経刺激し膀胱が縮み、容量がすくなくなるため頻尿になりトイレが近くなります。
夜間頻尿
夜間頻尿の一番多い原因は心臓の筋肉の弱まりです。
年齢を重ねると男女問わず頻尿になりやすく、
特に夜間の頻尿が多くなります。
心臓弁膜症や心筋梗塞の後遺症、高血圧の薬を服用している人にも起こりやすくなります。
加齢、老化とともに心臓のエネルギーや心臓の筋肉が弱くなり 昼間の起きている状態では 心臓が全身に送っている血液が足の静脈に溜まり心臓に戻りにくくなります。夜に横になって寝ると、昼間溜まっていた血液が心臓に戻ります。その血液が
腎臓に送られるので夜中に尿量が増すの事が原因です。夜中に2回以上トイレに起きるようになると夜間頻尿といわれます。
女性の頻尿⇒妊娠や月経と頻尿 生理前の頻尿 女性に多い冷え症と頻尿
男性の頻尿⇒前立腺肥大による頻尿、頻尿時の残尿感
頻尿の薬としては 抗コリン剤や、膀胱平滑筋弛緩薬、抗生物質があげられます。抗生物質を投与すると 細菌を殺してくれますから、炎症はすぐに収まり、頻尿もすっきりと治ります。これは膀胱炎や尿道炎などの、炎症のある場合においてです。
漢方薬は、基本的に、殺菌作用はありません。漢方薬は、体調を
整えるもので、人間の体の不調を改善するものなのです。
頻尿になってしまった原因として、膀胱炎や尿道炎など
細菌による炎症で頻尿になってしまった場合、漢方薬だけでは頻尿を完治するのは難しいと言えるでしょう。
しかし、抗生物質などと一緒に漢方を服用することは大変、効果があると考えてよいでしょう。
抗生物質で殺された細菌は 尿として体外に排出させなければなりません。いつまでも 死んだ細菌が体の中にあっては
症状はなかなかよくなりません。
尿として体外に排出させためにも、漢方薬が大変有効なのです。
頻尿の症状を改善する漢方薬として、下記の 漢方薬の一覧をご覧ください。医師や薬剤師にも相談の上、自分自身の判断だけでなく 正しくご利用ください。
◆六味丸(ロクミガン)--------身体の弱った機能、特に
足腰などの下半身の衰えを補います。
◆八味地黄丸(ハチミジオウガン)--------
身体の弱った機能を助ける働きがあります。
◆猪苓湯合四物湯(チョレイトウゴウシモトトウ)--------
胃腸障害の無い人に。
◆清心蓮子飲(セイシンレイシイン)--------
尿の出が悪い、冷え性の人に。
◆小建中湯(ショウケンチュウトウ)----顔色のすぐれない人に。
◆五淋散(ゴリンサン)----やや体力の衰えている人に。
◆牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)----高齢の人に。
頻尿の予防法ですが 膀胱炎場合 は、水、お茶、牛乳など 水分をいつも多めに飲むようにして,排尿(おしっこ)は、我慢しないようにしましょう。
神経性頻尿は、トイレに行きたいけどいけなくて困ったこと、例えば会議中や試験中等、排尿にまつわるトラウマがキッカケになって、尿意を気にしすぎることから始まります。
排尿回数に無関心になることが、最大の予防方法です。
糖尿病や脳梗塞など大きな病気からくる神経因性膀胱は、その病気にならないよう 食事やアルコールの量、喫煙など 生活習慣に気をつけ改善し 年に1度は健康診断を受けましょう。